先日、娘の授業参観に行ったら、上履きのかかとを踏んでいる子を見かけました。
サイズアウトしているのか、もしくはかかとの部分が柔らかいから踏んでしまうのか。
どちらかは遠目から判断はできませんでしたが、上履きは学校生活で毎日履くものです。
学校の先生達だって運動靴らしき物を履いてらっしゃいます。
なのに、子ども達の上履きは「とりあえず出来るだけ安いもので!」と選んでしまいがちな親御さんも多いのではないでしょうか。
でも実は、子どもの足の骨や関節はまだ成長途中でとても柔らかく、履く靴によって形が変わりやすいんです。
だからこそ、上履き選びは「足育」の第一歩。
実は、靴選び以上に重要だと感じています。
私は理学療法士として15年以上、足や歩行のリハビリに携わってきました。
その経験からも、子どもの足を守るためには「正しい構造の上履き」を選ぶことが大切です。
この記事では、理学療法士ママの私が、
- 上履き選びが足育に大切な理由
- 足育の観点から見た上履き選びのポイント
- ムーンスターキャロットの機能性
- 同じ理学療法士ママや一般ユーザーの口コミ
- ムーンスターキャロットのサイズ感
をわかりやすく紹介します。
結論から言うと、理学療法士ママの私が選ぶ上履きは、ムーンスターキャロット一択です。
もちろん、すべての子どもに合うわけではありませんが、私の経験では安心しておすすめできる一足です。
その理由を、実体験と専門知識の両面から解説していきます。
なお、本記事に掲載している画像や引用内容の一部は、株式会社ムーンスター様のご厚意により、掲載許可をいただいて使用しております。
上履き選びが足の成長に大切な理由【理学療法士ママが解説】
私は理学療法士として15年以上、病院やリハビリの現場で多くの方の足を評価してきました。
その経験の中でも、「今までどんな靴を履いてきたか」が、足の形や姿勢、歩き方に大きく影響することを実感しています。
例えば、仕事でハイヒールをよく履いていた人は、外反母趾になりやすい傾向があります。
そして、実際に自分の子どもが成長する姿を見て、「子どもの足って本当に柔らかくて繊細なんだな」と改めて感じています。
子どもの足の成長

▲足の成長の画像です(ムーンスター公式HPより)
徐々に足が成長し、土踏まずができアーチが形成されています。
6歳と成人でもかなり違うのが分かります。

こんなに変化していくんだね。
子どもの足の発達に関する研究【参考文献】
小学生1〜6年生を対象に行われた足の健診データ(阿藤ら,2021)では、以下のような興味深い結果が報告されています。
学年が上がるごとに、拇趾や小趾の屈曲の増加があることがわかった。
扁平足は全学年に見られた。
引用:阿藤 幸子ら,S小学校児童の足の健診活動の実際:2017年~2019年,佐久大学看護研究雑誌13巻1号 61‒65 , 2021
小学生の間は、足のアーチや関節がまだ発達の途中にあります。
この時期の足は骨や軟骨が柔らかく、外からの刺激や靴の影響を受けやすいため、形が変わりやすいのが特徴です。
そのため、合わない靴や上履きを履き続けると、アーチや足指の形成に影響し、将来的に変形につながる可能性もあります。
逆に、足に合った上履きを選ぶことで、自然なアーチ形成や足指の発達をサポートする可能性があります。
子どもにとって上履きは、学校生活の中で一番長く履く靴。
毎日の授業や活動で、
年間1,000時間以上履く
引用:ムーンスター公式HP
とも言われています。
そのため、上履き選びは、子どもの健やかな足の成長をサポートするうえで大切なポイントのひとつと言えるでしょう。



1000時間…上履きって結構な時間履いてるんだね。
次に、実際にどんなポイントに気をつけて上履きを選べばよいのかを、理学療法士ママ目線で解説していきます。
理学療法士ママが譲れない!上履き選び、3つのチェックポイント
私が、理学療法士ママとして、上履きを選ぶポイント3つです。
- かかとがしっかりしている
- 底が正しい位置で曲がる
- つま先がゆったりしている
1.かかとがしっかりしている
かかと部分が柔らかい上履きは、足の成長に大切な部分のサポートとして不十分です。
足の中で一番大きな骨はかかとの骨で、とても重要です。
そのため、しっかりかかと部分をしてくれる構造のものが安心です。


子どもが上履きを履く様子を見ていても、立って履いているようなので、かかと部分がしっかりしていないとすぐにかかとを潰してしまいます。
2.底が正しい位置で曲がる
足の動きに合わせて靴底が曲がると、靴と足がズレにくくなります。
この曲がる場所は、具体的には足の長さの2/3あたり。


▲こんな風にちょうど足指の付け根あたりになります。
この構造があると、歩くたびに踵がパカパカする「ガバガバ感」や「踵の浮き」を抑えることができ、足と上履きの一体感につながります。
3.つま先にゆとりがある
足の指を締めつけず、のびのびと動かせるゆとりがあることが、大切です。
足が窮屈だと、擦れて痛くなってしまったり、外反母趾などの変形にも繋がる可能性があります。
また、歩く時に足指でも地面を蹴ることは、土踏まず形成をサポートする上でも必要です。



足に良さそうで、しっかりしたのがいいけれど、具体的な構造は、あんまり意識しないよね。
専門家の基準をすべて満たす!ムーンスターキャロットの機能性
ムーンスター公式HPに掲載されている、ムーンスターキャロットの特徴です▼


先ほどのチェックポイントとどの部分が合致するのか、分かりやすく表にしました。
理学療法士ママ 3つのチェックポイント | ムーンスターキャロットの機能 | 機能説明 |
---|---|---|
1. かかとがしっかりしている | カウンターボックス® + スタビライザー | 子どものやわらかくゆがみやすい足を箱型構造でしっかり支えます。 また、グラつきを抑え着地時の安定性を保ちます。 |
2. 底が正しい位置で曲がる | フレックスジョイント® | 足の曲がりと同じ位置で靴が曲がる設計で、足に余計な負担をかけません。 |
3. つま先にゆとりがある | つま先ゆったり | つま先にゆとりをもたせた形状で足の指を圧迫せずにのびのび動かせます。 |
この表を見ても、私のポイントと合致しているので、「やっぱりキャロット一択だな!」と再確認しました。
1.かかと部分は本当にしっかりしています▼


2.底が正しい位置で曲がるがイメージしにくいと思うので、子どもに協力してもらいました。


足指の付け根あたりで滑らかに底が曲がっているので、踵部分がガボッと外れる事なく足についています。
上履きが足の動きに自然についてきてくれるので、足に負担がかからないという事ですね。
3.つま先のゆとりは、つま先にかけてキュッと細くならず広めです。


▲ムーンスターキャロットを上から見た様子です。
また、ムーンスターキャロットには、こんな特徴もあります。
- ハーフサイズ展開があるので、その時に合ったサイズを買える
- インソールが外れて洗える
- Ag+抗菌防臭機能がついて、何となく安心(笑)
この辺りも、嬉しいポイントです。
次は、この上履きを、私だけでなく、身体の専門家である理学療法士のママ友たちも選んでいました。
なぜ選んでいるのか、その理由をご紹介します。



身体の専門家達の選ぶ上履きなんて気になる〜!
【専門家も認める】理学療法士ママ友も最終的にキャロットを選ぶ理由
理学療法士ママ友にキャロットを選ぶ理由を聞いてみた
理学療法士のママ友達に「子どもの上履き、何を履かせてる?」と聞いたら、なんと今のところ100%ムーンスターキャロットと回答。
具体的にはこんな感じでした。
正直、みんな同じとは驚きました。
色々履かせた結果、子どもの意見や耐久性の面でも好印象でキャロットを履かせているそうです。
私の娘は小学2年生なので、まだサイズアウトのタイミングが早く、すぐに買い換え時期が来てしまいます。
ママ友の子どもたちは小学6年生の子どももいて、男の子もいます。
長く履くとどうなるか、男の子との違いは分からなかったので、貴重な意見を貰えました。
また長く履かせているからこそ、こんな意見も…
耐久性が良く、長く使えるからこそ、汚れの部分はしょうがないように思います。
一般ユーザーのリアルな評価!キャロット上履きの「高評価」と「気になる点」
機能面は専門家のお墨付きですが、一般ユーザーの方はどうなのか気になりますよね。
多くの親御さんが投稿しているユーザーレビューを理学療法士ママの視点で分析し、キャロット上履きのリアルな評価を「高評価」と「気になる点」に分けてご紹介します。
高評価
リピート購入している方も多数いらっしゃるようでした。
気になる点
気になる点は、値段の面はありますが「子どもの足の成長のために良い物を買ってあげたい」という意見も多かったです。
値段は、公式サイトを参照すると¥3,080(税込)です▼
理学療法士ママが教えるムーンスターキャロット上履きの「サイズ感」
実際に毎日上履きを履いている、子どもの感想はというと…
小学2年生の娘は、屋外用の靴も上履きもムーンスターを履いています。
以前、屋外用の靴をサイズアップしたので、上履きもサイズアップしようとしました。
すると、子どもから、「上履きは、まだ変えなくて良いよ〜」と言われたことがありました。
ムーンスターキャロットが、足の指が伸び伸びできるゆったりした設計なので、大きめに感じやすいんだなと思いました。
また屋外用の靴よりも生地が薄いため、キツさを感じなかったのかもしれません。
でも、実際は屋外用の靴の方が少し大きいとかあるのかなぁと気になったので、比較をしてみました。
屋外用の靴と上履きのサイズってそもそも一緒なの?
実際に中敷を比べてみるとこんな感じです▼


左側が上履きの中敷で右側が屋外用の靴の中敷です。
大きさは同じように見えますね。
次に重ね合わせてみました▼


同じメーカーなので当たり前かもしれませんが、ピッタリでした。
黒い部分は、屋外用の靴の中敷が高さがあるので、その部分がはみ出しているように見えています。
同じメーカーであれば、サイズアップも安心して出来ますね。
理学療法士ママの私がオススメする靴選びを解説した記事は、こちらです▼


メーカーによってサイズ感は変わる
以前、子どもが小さい頃に、ムーンスターの子ども靴専門店「ゲンキ・キッズ」でニューバランスの靴を購入したことがあります。
その時にスタッフさんに、
ニューバランスは作りが大きいので、ハーフサイズ小さい靴がオススメです。
と教えて頂きました。
なので、例えば、サイズ測定をして購入するのが、ムーンスターの靴で20cmのサイズとします。
ここでニューバランスの靴を購入する場合、20cmでなく19.5cmのサイズの靴を買うのがオススメということです。
「靴のメーカーによって、サイズ感が変わる」…そのイメージは大人の方はあると思います。
上履きも同様で、メーカーによるサイズ感の差はあります。
Xでもこんなポストがありました。
上履きサイズアウトの為買い換えたのですが、メーカーでかなりサイズ感が違ったので共有します。
— わい🌷🍁減量希望 (@ychan_des) January 9, 2022
青がアキレス、黄がムーンスター。 pic.twitter.com/Ykdfm2L1As
見た感じでもメーカーによる靴の長さの違いがありますね。
なので、上履きもできるだけ試着したり、同じメーカーをサイズアップしていく事をオススメします。
また、屋外用の靴をサイズアップした時に上履きも買い替えどきです。



上履き外履き関係なく、サイズを測ったり試着したりが大事だね!
まとめ
上履きは、子どもが1年のうちで最も長い時間を過ごす学校での「一番の相棒」です。
だからこそ、少しの違いが子どもの足の成長に大きく影響する可能性があります。
ムーンスターキャロットの上履きは、
- かかとがしっかりしている
- 底が正しい位置で曲がる
- つま先がゆったりしている
この3つの条件をすべて満たす、理学療法士目線でも信頼できる上履きです。
安価な上履きがたくさんある中で、ムーンスターキャロットは少し値段は高いと感じると思います。
でも、お子さんの将来への投資と考えて、習い事をさせる感覚と似ているのではないでしょうか。
これからを担う子どもたちの健やかな足の成長を願う、理学療法士ママからのおすすめ上履きでした🌱
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